HOME > 多摩桜プロジェクト > 多摩市制50周年記念 多摩の山桜と宇宙(そら)桜の種まき



 多摩桜プロジェクトでは「多摩の山桜の保存と育成」をテーマに、多摩の山桜の種を採取し、実生から育て、多摩の山桜の再生と学び育てることの大切さを学ぶプロジェクトを実施しています。令和3年(2021年)5月28日(金)に都立桜ヶ丘公園の山桜から種を採取しました。

 本来であれば来賓の方等をお招きして「種の採取会」を計画するところでしたが、緊急事態宣言中のため、東京都4名(桜ヶ丘公園サービスセンター長他)と多摩商工会議所職員3名で、桜ヶ丘公園の山桜から種を採取しました。

 3月〜4月に山桜の花が咲いた後に、多くの種(さくらんぼ)ができました。5月中旬には、先に鳥に種を食べてしまわないよう、山桜の木に網をかけておきました。

 5月28日当日は晴天にも恵まれ、約1,000粒の山桜の種を採取することができ、東京都と商工会議所で分けて持ち帰りました。採取した山桜の種は2日ほど水につけて柔らかくした後、果肉を除去し乾燥させました。

 今後は来年2〜3月頃、種蒔きを行う予定です。そして種から育てた山桜の苗は、いずれ桜ヶ丘公園をはじめ多摩の地に植樹してまいります。
このようにして多摩市の市花である「ヤマザクラ」のいのちを守り、育て、次の世代に引き継いでいく「多摩の山桜の保存と育成」プロジェクトを引き続き進めてまいります。



都立桜ヶ丘公園「とんぼの広場」で山桜の種を採取


山桜の種 526粒


 都立桜ヶ丘公園に植樹した宇宙桜も、今年の春はたくさんの花を咲かせ、5月28日には「高桑星桜」「ひょうたん桜」「稚木(わかき)の桜」からも種を採取することができました。

この「宇宙桜2世」の種も今後種蒔きを行い、大切に育てていきたいと思います。


宇宙桜「稚木(わかき)の桜」


稚木(わかき)の桜の種


宇宙桜「高桑星桜」


宇宙桜「ひょうたん桜」

 令和3年(2021年)11月25日(木)、都立桜ヶ丘公園にて「多摩市市制50周年記念 多摩の山桜と宇宙桜の種まき会」が開催されました。この「多摩の山桜」と「宇宙桜」の種は、市制50周年を記念して、令和3年5月28日に都立桜ヶ丘公園で採取したものです。

 当日は雲一つない晴天に恵まれ、来賓をはじめ多摩商工会議所役員及び多摩桜人の会役員から約25名が参加し、和やかな雰囲気で種まき会を開催することができました。


 まず初めに、多摩商工会議所の伊野弘明会頭より「多摩の山桜と宇宙桜が花を咲かせ、多くの方々に来ていただけることを願っています。」と挨拶がありました。次に今回共催いただいた公益財団法人東京都公園協会 細岡晃事業部長、続いて来賓の東京都西部公園緑地事務所 細川卓巳所長と、多摩市 田代純子副市長よりご挨拶をいただきました。

 その後、多摩市市制50周年を記念して、「多摩の山桜の種」50粒が、伊野会頭から田代副市長に贈呈されました。




多摩市制50周年記念「多摩の山桜」の種50粒を多摩市副市長へ贈呈


 続いて参加者全員による種まきを行いました。まず「多摩の山桜」の種を、緑進会の指導のもと、3cmほどの穴に一粒ずつまいて丁寧に土をかけました。


「多摩の山桜」の種まき


 次に宇宙桜の「高桑星桜」「ひょうたん桜」「稚木の桜」の種を、日本桜学会副会長の横山敏孝氏の指導のもと、専用のプランターにまき丁寧に土をかけました。


宇宙桜「高桑星桜」「ひょうたん桜」「稚木の桜」の種まき


 最後に記念撮影が行われ、皆で桜の来春の発芽と今後の成長を願って、種まき会は終了いたしました。