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多摩商工会議所管内景況調査 令和6年上期結果

2024年7月31日

 多摩商工会議所では、多摩市の景気動向を把握し、今後の意見具申・要望活動に役立てるため、多摩市内管内景況調査を実施しています。この度、令和6年上期調査結果がまとまりましたのでご案内いたします。

→ 多摩商工会議所景況調査

→ 令和6年上期調査結果 (PDF)

◎令和6年上期の景況については、売上は回復傾向で、コロナ前の売上の80%以上に戻った企業は全体の79%あった。まったく戻らない企業は2%であった。景気の動向をみると「好転」の回答が18%あるものの、「悪化」が27%あり、やや厳しい状況となった。

◎令和6年下期の先行き見通しでは、「好転」が18%あるものの、引き続き全体的な価格高騰の影響もあり、全体の27%の企業から「悪化」の回答があった。

◎従業員の採用・不足状況については、採用し充足した企業は37%あるものの、採用してもまだ不足している企業は29%。採用できず不足している企業は24%あった。

◎経営課題では、「原材料の高騰」が49%の企業から回答があった。

◎従業員の給与の賃上げ状況については引き上げた企業が81%あった。ほとんどの企業が経営環境があまりよくない状況にも関わらず、賃金を引き上げていた。平均の賃金引き上げ率は4,97%であった。

◎今後の景気対策等についての主な意見として、「販売価格を上げたものの、円安の影響で利益が減少している。」「業務デジタル化を進めている。」「賃金アップが個人の消費につながると思う。」「物価や光熱費の高騰で今年も販売価格を値上げした。しかし大幅な値上げはできていない」等の意見が寄せられた。